ペインクリニック
ペインクリニック

ペインクリニック(痛みのクリニック)は臓器別に体を診療するのではなく、「痛みの治療」を中心に行う診療科です。患者様の様々な痛みに対して、しっかりとお話をうかがって診察を行い、痛みの原因を診断して治療を行っています。痛みを軽減、あるいは取り除くことで少しでも患者様の生活が楽になること、生活の質(QOL)を向上させることを目的としています。
慢性的な痛みに移行するのを防ぐために、痛みを我慢せずにできるだけ早く受診されることをおすすめいたします。
痛みの症状が長く続くと、痛み自体がストレスとなって精神的にも辛く、心まで不健康な状態になってしまうことがあります。痛みの原因である病気を治療する一方で、痛みそのものを取り除き、心身ともに生き生きとした生活を取り戻すお手伝いするのがペインクリニックの役割です。
痛みにあった治療をおこなうことで、今までお困りであった痛みが治る患者さんも多数いらっしゃいます。 痛みでお困りの多くの方のサポートをさせていただきたいと思います。ちょっとした痛みでも我慢せずにお気軽にご来院ください。
治療対象は、帯状疱疹による痛み、片頭痛等の頭痛や三叉神経痛等の顔面痛、運動器では、筋・筋膜性疼痛、変形性腰椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア等の痛みがあります。
※当院で治療をおこなっても痛みの緩和が難しい場合、より詳細な検査と専門的な治療が必要と考えられますので、総合病院に紹介する場合もあります。
完全予約制となっておりますので、初診の方は、事前にお電話(TEL:092-943-2220)でご予約をお願いいたします。
診察予約日までに、痛みがひどく日常生活に支障を要している場合には、脳神経外科外来にてブロック注射は行えませんが、内服薬、点滴治療を行っておりますので早期の脳神経外科外来受診も御検討ください。
第3・4木曜日、毎週土曜日
採血・レントゲン・検査
問診と診察を行います。痛みの症状や治療に関するご希望など丁寧にお伺いします。必要であれば、採血やレントゲンなどの検査を行います。
バイタルチェック
診察時の、患者様の血圧や体温、痛みの程度などの体調チェックを行います。
神経ブロック
診察の結果、痛みの箇所に応じて、お一人おひとりに最も適した神経ブロック法で治療を行います。
安静
ブロック注射の種類によっては、1~2時間程度安静にしていただきます。
※血液をサラサラにするお薬を飲まれている患者様の中には、薬の種類によっては、施行が不可能なブロックもあります。必ず、服用されているお薬をお知らせください。
こんな痛みや症状でお困りではないですか?
水痘(みずぼうそう)と同じウイルスによって発症する病気です。頭部から下肢までの間で体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まり帯状に出現します。上半身に現れることが多く、顔面、目の周囲にみられることもあります。ピリピリと刺すような痛みが生じ、夜も眠れないほど激しい場合もあります。顔に生じた場合、目の障害や顔面神経麻痺、内耳障害によるめまい・耳鳴り等が起こることがまれにあります。多くは皮膚症状が治ると痛みも消失しますが、神経の損傷によってその後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」という合併症が残ることがあります。 帯状疱疹後神経痛は患者さんによって痛みが異なるため、薬物療法を中心に、神経ブロック療法等を組み合わせて実施します。
頭痛は日常的に起こる頭痛(一次性頭痛)と脳の病気等が原因で起こる頭痛(二次性頭痛)に分けられます。普段感じる頭痛の多くは一次性頭痛で、ストレスや生活習慣、姿勢等がきっかけで起こります。片頭痛や緊張型頭痛等も一次性頭痛で、脳の血管の拡張や、首まわりの筋肉の緊張で血行が悪くなることによって起こると考えられています。 緊張型頭痛は後頭部、こめかみ、ひたいを中心に頭重感や圧迫感、または締めつけられるような痛みがジワジワと発生し、しばらく続きます。 薬物療法は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンに加え、抗うつ薬等が用いられます。ペインクリニックでは、神経ブロック療法(トリガーポイント注射、後頭神経ブロック等)が多く行われています。
片頭痛の名前は頭の片側が痛むことに由来しますが、両側の頭痛を経験する方もおられます。「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」等に分類されており、前兆は、頭痛より前に起こる症状で、キラキラと何かがみえる、ギザギザの光がみえる等、視覚性のものがあります。多くの場合、60分以内に前兆が終わり、続いて頭痛が始まります。激しい痛みであり、吐き気や嘔吐・眠気を伴うこともあります。光や音、匂いに敏感になることもあります。 治療には、頭痛発作を早く鎮めるための急性期治療と、頭痛がない日もあらかじめ毎日お薬を飲んで、頭痛発作を起こりにくくする予防療法があります。予防薬としては、抗てんかん薬、抗うつ薬、β遮断薬等があります。発作の頓挫薬には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、トリプタン製剤、アセトアミノフェンがあります。神経ブロック療法で痛みを抑えることもあります。
三叉神経は顔の感覚を支配している神経です。この三叉神経に痛みが生じ、顔に痛みを感じるのが三叉神経痛です。多くは血管による神経の圧迫が原因とされており、突発的な激しい痛みが起こります。診断するうえで重要なのは詳細な問診です。痛みを誘発するトリガーポイント(押すと痛いところ)の存在や、耐えがたい電撃痛といった特徴的な所見で見当がつきます。 薬物治療はカルバマゼピン(抗てんかん薬)が第一選択になります。神経ブロック療法については、痛みの部位によって、それぞれ適応を考慮します。
症状としては腰やでん部の痛み、下肢にしびれや痛みが生じます。足に力が入りにくくなることもあります。背骨が横に曲がってしまい、動きにくくなったり、重いものを持ち上げると強い痛みが出たりすることもあります。治療は強い痛みがある時期は、短期間の安静を心がけ、コルセットを装着し、消炎鎮痛剤、坐薬、神経ブロック等で痛みを緩和します。
特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です(長い距離を続けて歩くことができなくなります)。腰痛は強くなく、安静時にほぼ症状はありませんが、立っていたり歩いたりすると、ふとももや膝から下にしびれや痛みが生じて歩きづらくなりますが、前かがみになったり、腰かけたりすると軽減します。脊柱管狭窄症は、加齢、労働等によって変形した椎間板と、突出した骨等により、神経が圧迫されることによって起こります。
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