病名から探す
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「頭痛・片頭痛」は多くの方が経験する症状ですが、その原因や対処法はさまざまです。ズキズキと脈打つような痛みや、光・音に敏感になる頭痛は片頭痛に多く、肩や首のこりとともに頭全体が締め付けられるように痛む場合は緊張型頭痛が考えられます。これらは命に関わらないことが多い一方、これまでにない激しい頭痛、急に起こった頭痛、日に日に悪化する頭痛、吐き気や手足のしびれ、言葉のもつれを伴う場合には注意が必要です。こうした症状の背景には、脳出血やくも膜下出血、脳腫瘍など、早急な対応が必要な病気が隠れている可能性があります。
認知症とは、記憶力や判断力、理解力などの認知機能が低下し、日常生活に支障が出る状態を指します。加齢による物忘れとは異なり、同じことを何度も繰り返す、最近の出来事を覚えられない、日時や場所が分からなくなる、身だしなみや金銭管理が難しくなるなどの変化がみられるのが特徴です。認知症にはいくつかのタイプがあり、最も多いのがアルツハイマー型認知症、次いで脳梗塞や脳出血などが原因となる脳血管性認知症があります。
脳卒中とは、脳の血管に異常が起こり、脳の働きが突然障害される病気の総称です。主に、血管が詰まる脳梗塞、血管が破れて出血する脳出血、動脈瘤などが破裂して起こるくも膜下出血の3つに分けられます。いずれも突然発症することが多く、片側の手足に力が入らない、しびれが出る、言葉が出にくい・呂律がまわらない、顔のゆがみ、激しい頭痛、意識障害などが代表的な症状です。
脳動脈瘤とは、脳の動脈の一部が風船のように膨らんだ状態を指します。多くの場合、破裂するまで自覚症状がなく、健康診断や脳ドックで偶然見つかることも少なくありません。しかし、動脈瘤が破裂するとくも膜下出血を引き起こし、突然の激しい頭痛、意識障害、命に関わる重篤な状態になることがあります。未破裂の段階でも、動脈瘤の大きさや形、できている場所によっては、頭痛や目の奥の痛み、物が二重に見えるなどの症状が出ることがあります。
脳腫瘍とは、脳や脳を包む膜、神経などに発生する腫瘍の総称です。良性と悪性があり、進行の速さや治療方針は種類によって大きく異なります。初期には自覚症状が乏しいこともありますが、腫瘍が大きくなるにつれて、頭痛、吐き気・嘔吐、けいれん、手足のしびれや麻痺、視力や言葉の障害など、腫瘍の位置に応じたさまざまな症状が現れます。症状が徐々に進行することが多いのも特徴です。
頭部外傷とは、転倒や転落、交通事故、スポーツ中の衝突などによって頭部に強い衝撃を受け、脳や頭蓋内に損傷が生じた状態を指します。外見上は軽い打撲に見えても、脳の中で出血や腫れが起こっていることがあり、注意が必要です。受傷直後に意識を失った、頭痛や吐き気・嘔吐が続く、ぼんやりする、物忘れが目立つ、手足に力が入りにくいといった症状がある場合には、脳出血や慢性硬膜下血腫などが隠れている可能性があります。特に高齢の方では、受傷から数週間~数か月後に症状が現れることもあります。
顔面痙攣、三叉神経痛、てんかんはいずれも脳や神経の異常によって起こる代表的な神経疾患です。顔面痙攣は、片側のまぶたや口元が自分の意思とは関係なくぴくぴく動く症状が特徴で、神経が血管などに圧迫されることで起こることがあります。三叉神経痛は、顔に電気が走るような強い痛みが突然起こり、会話や食事、洗顔などの日常動作がきっかけになることもあります。
一方、てんかんは脳の神経細胞が一時的に過剰に興奮することで、けいれんや意識障害、ぼんやりする発作などを繰り返す病気です。症状の現れ方は人それぞれで、発作に気づきにくい場合もあります。
頸椎症、腰椎症、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアは、加齢や姿勢、生活習慣などにより背骨や椎間板が変化し、神経が圧迫されることで起こる病気です。頸椎症では首の変形により、首や肩の痛み、手のしびれ、力が入りにくいといった症状がみられます。腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛に加えてお尻や脚の痛み・しびれが現れることがあり、症状が強い場合には歩行が困難になることもあります。
脊柱管狭窄症は、神経の通り道である脊柱管が狭くなることで起こり、歩くと脚がしびれて休むと楽になる「間欠性跛行」が特徴です。これらの疾患は徐々に進行することが多く、「年のせい」「疲れのせい」と見過ごされがちですが、放置すると日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
パーキンソン病は、脳内の神経伝達物質であるドパミンが不足することで起こる進行性の神経疾患です。主な症状には、安静時の手足の震え、動作が遅くなる、筋肉がこわばる、歩幅が小さくなる、転びやすくなるといった運動症状があります。また、表情が乏しくなる、声が小さくなる、書く文字が小さくなるなどの変化に気づかれることもあります。初期には加齢による変化と区別がつきにくく、見過ごされることも少なくありません。
進行すると、便秘や睡眠障害、立ちくらみ、気分の落ち込みなどの非運動症状が現れることもあります。脳神経外科では、詳しい問診と神経学的診察を行い、必要に応じて画像検査を用いて他の病気との鑑別を行います。現在の医療では完治は難しいものの、薬物治療やリハビリテーションによって症状を和らげ、日常生活の質を維持することが可能です。動きにくさや震えが気になり始めたら、早めに専門医へ相談することが大切です。
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因であるウイルスが体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレス、免疫力の低下をきっかけに再び活性化することで発症する病気です。体の左右どちらか一方に、ピリピリ・ズキズキとした強い痛みが出現し、その後、赤い発疹や水ぶくれが帯状に現れるのが特徴です。顔や頭部に発症した場合には、顔面神経や三叉神経が障害され、顔の痛み、しびれ、顔が動かしにくい、目や耳の症状を伴うこともあります。
帯状疱疹の痛みは、皮膚症状が治った後も長く続くことがあり、これを帯状疱疹後神経痛と呼びます。早期に適切な治療を行うことで、痛みの重症化や後遺症を防ぐことが重要です。脳神経外科では、症状の部位や神経障害の有無を詳しく評価し、抗ウイルス薬や痛みを和らげる治療を行います。皮膚の症状だけでなく、強い痛みやしびれがある場合は、早めに受診することが大切です。
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